クリスマス
さて、クリスマスが近づくと、僕のお世話になったクリスチャンの方々は、毎年、乳児園にクリスマスケーキを届けに行かれます。
乳児園とは、3歳までの子供たちで、親がいなかったり、あるいは捨てられたり・・・した子供たちが保母さんの方々と一緒に生活している施設です。あんまり書くと、ちょっと悲しいのでやめときます。
話によると、保母さんの方々も休みを取れないことが多く、またこの時期の子供たちは、インフルエンザを初め、風邪をひいたり、保母さん方もかなり心を使う季節のようです。
さて、この乳児園に贈るケーキは当然1個や2個ではありません。10数個?の大きなデコレーションケーキです。デパートで売っている最高級のイチゴをいっぱいにサンドし、また上にもいっぱいのせて、最上級のクリームいっぱいに飾った愛情あふれるケーキです。
それに加えて、手作りのクッキーをいっぱいに焼いて、それを手作りのかわいい袋に1人分ずつ詰めて、そして子供たち一人ひとりにクリスマスプレゼントをいっぱいに買って、乳児園の子供たちのところ行かれます。
ケーキは教会で作ることも多いのですが、あまりに多いので教会で生地だけ作り、各教会員のご家庭のオーブンで焼かれたりしました。
それに加えて、教会のクリスマスのために、同じようにケーキを作られたりしますので、日ごとの食事、また、集会、お祈りなどなどに加えて大忙しです。
乳児園には、クリスマスのほか、餅つき、木の葉の落ちる季節には清掃、枝の伸びる季節には剪定、バーべキュー大会などなどされていました。もちろんすべて無償のご奉仕でした。餅は、もちろんつきたてのお餅にすべて手作りのごまだれ、大根おろし、きなこ・・・・など5~7種類のたれがついてとってもおいしく、子供たちも大喜びでした。
教会員の行かれる日は、とっても寒い、北風がビュービュー吹く日でも、「その時間だけ」小春日和のような陽射しが与えられ、主の祝福を思いながら、過ごしました。
その乳児園の働きに、そのクリスチャンのお勤めになっている企業もまた企業として参加されるようになり、金融の最先端での、僕とは「ケタが5~7ケタぐらい」違う仕事の会社ですが、社員の方々も大勢協力されるようになっています。社長さん自ら、アイスクリームを乳児園で作られて、子供たちに渡されます。
しかし、そのクリスチャンの方はこう話していました。
「でもね、わたしたちがいくら一生懸命やったとしても・・・子供たちが欲しいものは、お母さんなのよ・・・」
ある他の乳児園で子供たちに何が欲しいか聞いたそうです。一番は、「お母さん」でした。
ある子は、こう言ったそうです。「どんなに、悪いお母さんでもいいから、お母さんに会いたいの」
クリスマスの季節ですが・・・
「世の友 われらを捨て去る時も、祈りに応えていたわりたもう」
「この人もう無理だよ」「あの人は変わらないよ」「正直いって、絶望だと思ったよ」――そんなことを言われてきましたが・・・
世の中のすべての人が、見捨てて当然の人間、罪のない他世界の人々、あるいは天使の方々でさえ、あきれ返る人間だけど・・・。
宇宙でたった1人、手と足に釘打たれてとりなし、愛したもう主イエス様の、その御顔を仰ぎ見、賛美歌をもってその驚くべき愛を褒め称えたいと願っています。
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